- これは聴いておきたいピアノトリオ -

 今回はゆったりと耳を傾けることができるピアノトリオを6枚選んでみました。
すでにご存じの人気盤ばかりですが、聴いたことないのがあったら、この機会にジャズ喫茶でリクエストするなり、CD屋さんで購入するなり、ぜひ聴いてみてください。

BRIGHT AND BREEZY
Red Garland

PLAYS TADD DAMERON
Barry Harris

JUNIOR
Junior Mance

 まさにタイトル通りの爽やかな風と木もれ日を感じるアルバムです。What's Newの小粋なイントロ、間を生かしたテーマはゾクゾクとさせてくれますね。ゆったり目のテンポですが選曲は抜群でガーランドの巧さを感じさせてくれます。

 バリー・ハリスの一枚と聞かれると、まずこのアルバムが脳裏に浮かんでしまいます。個性的なダメロンの曲は魅力的ですが、それを弾きこなすハリスの豊かな表現力にも感嘆。なかでもカスバが特に好きかな。

 ピアノトリオ名盤によく取り上げられるアルバムですが、意外に聴いたことない人が多いのでは?いつもは先を急ぐかのように強烈にドライブするマンスがじっくりと語りかけてくれる大人の一枚。表ジャケットの名前のスペル間違い発見した!

DODO'S BACK!
Dodo Marmarosa

NIGHTS OF BALLADS &
BLUES McCoy Tyner

UNDILUTED
Wynton Kelly

 幻のピアニスト、ドド・マ−マロ−サ。正直どんな人なのかよく知らないが一曲目のメロウ・ムードを聴いただけでこのピアニストを好きになってしまうだろう。落ち着いた語り口につい引き込まれてしまうのは間違いない。

 私のドラムのブラシ練習にも協力してくれたアルバム。どの曲もミデアムスローのゆったりとした演奏で、お酒を片手にくつろいだひと時を過ごすには最高の一枚だと思います。コルトレーンとの共演しか知らない人にはぜひ!

 このアルバムタイトル覚えられない...メンバーはケリーにポールにコブちゃんとマイルスのバックがそのままトリオとして活動。64年の夏には来日もしているらしい。一曲目だけフルートが参加。後はケリー節満載です。